138: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/24(土) 03:05:15.58 ID:pCr1Cam0o
「ねえ、もしかしてさ。まどかは魔法少女になろうとしてる?」
「……場合によってはアリかな、って」
「やめてあげなよ。ほむらの苦労が水の泡になっちゃうよ」
「そうかな……ワルプルギスの夜がもうこれから一切出現しないようにってお願いはできないかなあ
なんて思っていたんだけど」
「あー、それできたらすごくいいなあ。
けどまどかまでこんな病気になっちゃダメだよ」
「病気?」
「ゾンビになる病気って思ってる。致死率百パーの」
「さやかちゃん……」
「最近よく思うんだ。もっと詳しくバカでもわかるように具体的にきっちりはっきり
説明してほしかったなって」
「……」
「あ、でもね、それでも契約はしてたと思う。あたしってほら、バカだし意地っ張りだし。
奇跡ってこう、抗いがたい魅力があるんだよねえ」
さやかは知らない。
上条恭介の身にその奇跡が起こった時、この世ならざる力が働いたことを彼はどこかで理解した。
そのため彼の心は歓喜ではなく、しばらくの間底知れない恐怖に満たされたのだった。
天才肌の人間が持つ直感で、彼の幼馴染とその恐怖が分かちがたく結びついてしまう。
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