139: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/24(土) 03:07:40.63 ID:pCr1Cam0o
「なんていうのかなあ、その人にとってどうしても手に入れたい物って
他の人から見たらなんで? みたいに思う物でも、死んでも欲しいって思うんだよ。
あ、別に言い訳してるんじゃないよ?」
「うん、わかってる……たぶんそういう風に思えるってことも魔法少女の素質なのかもね」
(そしてさやかちゃんは代償として命を、上条君はさやかちゃんを失う)
「つくづく、QBっていろいろと、問題あるよね……」
「まどか! 黒くなってるよ!」
「……黒くもなるよ、さやかちゃん」
「ま、奇跡を願おうにもQBが出てこないんじゃしょうがないけどね!」
「えへ、そうだよね。ねえ、さやかちゃんは今度いつQBが私の前に出てくると思う?」
「契約のチャンスってことだよね?
うーん……ワルプルが来て、みんながピンチ! ってなった時?」
「そんなに単純かなあ」
「た、単純でごめんね?? まどかってたまに辛辣だよ?」
「え、そうかな? けど、今の私って魔法少女としての才能がかなり目減りしてるはずだから
どの程度の願いが叶えられるのかな」
「そんなのほんとにQBにしかわかんないよね。もう夢って見ていないの?」
「すごくぼんやりした何かは見るんだけど……覚えてないんだ」
「そっかあ」
しばらく黙々とお弁当を口に運ぶ。
「あ、そうだ……ねえまどか」
「なに?」
「全然関係のない話だし、ちょっとアレな感じで悪いんだけど」
「どんな感じかな?」
「私におう?」
「え?」
少しの間言い辛そうに「やーえーと」と口の中でモゴモゴ言っていたさやかだったが、食べ終わった弁当箱を片付けるとキッとまなじりを吊り上げてまどかを見た。
「ど、どうしたのさやかちゃん?」
「あのさ。杏子が時々あたしのことなんかその、匂いがするって言うんだよね。
自分じゃさっぱりわかんないんだけど、私、体臭キツイ?」
「さやかちゃんとはさんざんくっついてるけど
……別に匂いってわかんないけど……?」
「ほんとに?」
「ほんとだってば」
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