20: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/20(火) 03:19:35.07 ID:eDj2lchjo
その間にもごくゆっくりとソウルジェムは濁りを溜めこんでいく。
(魔女にだけは……あんなの絶対にイヤだ)
「こうして体温もあるし心臓だって動いてる。脳ミソもあるからいろんなことを考える。
生身の身体とどう違うんだ」
ソウルジェムを返してさやかの肩に手を回した。
「近い!」
さやかは小さく抗議するが杏子は気にしない。ちょっとやそっとでは逃げられないよう、がっちりホールドする。
心中までした仲だ。無理心中だが。
間近でさやかの横顔を見ながら続ける。
「思い通りに動かせるし腹も減るしさ」
「まがいものでしょ。だから痛みだって消せる。人間じゃないよこんなの。
ゾンビじゃん」
さやかの声に抑揚がない。
だが杏子は会話が続いていることに手応えを感じている。
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