201: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/10/18(火) 01:44:25.10 ID:c9PlB8gso
ワルプルギス戦直前の日々、不在のQBはせっせと魔法少女を増やしていた。今もどこかでそうしているのだろうか。
あの日、嵐が止んで安全が確認された後、避難所からぞろぞろと大勢の人が自宅に戻っていく雑踏の中、QBはまたどこからか現れてまどかの肩に飛び乗り「マミを助ける気はないか」と言った。
「僕にも魔法少女にも、今すぐマミを連れて帰るのは無理だ。でも君の願いなら、それは可能だ」
その時まどかはマミの声をまざまざと思い出した。前の晩にマミからかかってきた電話の声。
“もしもあなたの足元に死体同然の誰かが転がっても決して契約を交わさないで”
(きっとこのことだったんだ)
(マミさんは自分に何かが起こるということがわかっていた)
(なら、私が取るべき選択肢はひとつだけ)
まどかが申し出を断ると、QBは「それは残念だね」とだけ言って消えた。
後からその話を聞いた時、ほむらはどっと冷や汗をかいた。
せっかくワルプルギスの夜を越えておいて、直後にまどかが契約してしまっては悔やんでも悔やみきれない。
「どこで何をしているのかとても気にはなるけれど、でもあいつがいないと心が休まるわね」
「え?」
「あなたが変な気を起こしても、あれがいなければどうしようもないから」
「やだなあ、ほむらちゃん。ほんとうに心配しすぎだからね?」
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