275: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:46:33.23 ID:5orYg2PVo
ゼイゼイと荒い呼吸の合間にまどかはなんとか言葉を発した。
「びっくりしたのはこっちだよ、も〜」
ここから帰すこともこの場に置いていくこともできない。「ごめんね」と一声かけてひょいと抱き上げた。
すーっとまどかの頭の先からつま先まで青い光が走って全身がさっぱりと乾き、靴擦れで傷めた足が癒された。
「一緒に行くよ、まどか」
「すごいね、ありがと……正直、ものすごく、助かっ……ちゃった」
まどかはさやかのマントにつかまり、まだ苦しい息で礼を言った。
「いーんだって、これくらいなんでもないよ」
自分たちの周りを目に見えない流線形の風防ですっぽりと覆い、再び走り始める。
「さやかちゃんはどうして?」
「えへへ、マミさんにほむらを助けてって頼まれてさ」
「マミさん戻ったの!? 良かった……!」
「うん! 直接会ってないけどね。テレパシーが飛んできたんだ」
「テレパシー? マミさんはもう魔法は」
「え? あ、そうか。使えるわけないじゃん。てことはQBが仲介したってことだね」
「QBが……?」
高揚した気分が一気に落ちこんでしまった。
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