マミ「QBかく語りき」 QB「君らしいね」
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274: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:40:29.42 ID:5orYg2PVo
時折稲光で辺りが真っ白になった。数秒後にバリバリバリと雷鳴が追いかけてくる。雨風が次第に強まって行く中、人間には不可能なスピードでひた走る。あっという間に住宅街を抜け大橋を渡り、ワルプルギスの夜と戦った場所へと。


(あの日ほどじゃないけれど酷い天気……ん?)

(ちょっと、うそでしょ!?)


目を疑った。正面前方、自分と同じ方角へよろよろと進む見知った人影がある。


(まどか?!──っとっとっとっとおっ!)


急には止まれない。追い越してからかなりの距離を引き返すことになった。

駆け寄るさやかをまどかは不思議そうに見た。呼吸と動悸がめちゃくちゃでまともに声が出ない。


「さ、さ、さや」

「うわわ、まどか!」


つんのめって前に倒れかけたところを、さやかは危うく支えた。


(なにやってんの、こんなになるまで??)


眉をひそめて文句を言いかけたが、まどかが大事そうにほむらのソウルジェムを握りこんでいるのに気付いて黙った。


(ああ、そっか)


どれだけ慌てて家を出たのだろう。パジャマの上から厚手のカーディガンを着ているだけだ。雨水を吸い込んで全体が重そうに下がっている。足元はと見ると通学用の制靴だった。

下ろした髪はクセが完全に消えるまで濡れそぼっている。さやかは自分のマントを広げてまどかを覆い、わしゃわしゃと手を動かした。


「さやか、ちゃん、………び、、びっくりしたよ……!」



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