282: ◆GXVkKXrpNcpr[sage saga]
2017/02/07(火) 15:03:59.90 ID:5orYg2PVo
「あいてててててて、ほむら無事?」
さやかはクッションになって内側にめり込んだ肋骨を整復しながら立ち上がった。彼女なりに細心の注意を払った甲斐あってほむらの外傷は大したことがなさそうだ。
「ん? あれ? ほむら?」
どうも意識レベルが低い。全身が冷え切っている。顔にうっすら霜が張っており、上下まつ毛は閉じられたまま凍りついている。髪の毛や衣服もバリバリに固まって酷い有様だ。
「この子ってば冷凍庫にでも入ってたのかな。ちょっと待ちなよね……よっと」
身体の中心に熱の固まりを発生させるイメージでほむらの体温を上げてやる。温められた血液が全身を巡り、全身から白い湯気が上がった。徐々に顔色が良くなって目が薄く開いた。
「あ………」
小さな声が洩れた。
「よし。どう、ほむら」
「ほむらちゃん、これ」
まどかが拾ったソウルジェムを手に持たせた。ほむらはすぐさま変身して体を起こし、まどかとさやかを交互に見た。
「……………あの」
情況が今ひとつのみこめない。まどかはそんなほむらに無言で抱き着いた。
「まどか?」
押し殺した嗚咽の声が聞こえてきてあたふたしたが、腕の中の温かさと柔らかさで我に返る。
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