293: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/04/05(水) 08:37:33.40 ID:AjtdeEYho
闇の中、小さな光はもうあまり残っていない。飽かずにそれを眺めていた杏子にQBが話しかけた。
「杏子、マミが君と話したいそうだよ」
「はあ? 話したいったって……ぜんぜん遠いじゃん。届くの?」
「うん。問題はないね」
(マミ? 聞こえるか?)
(ええ)
半信半疑で呼びかけたがちゃんと返ってきた。
(みんな無事だよ、めでたしめでたしってね)
(よかった、ありがとう)
(これができるんなら、コイツに頼めばよかったじゃん伝言くらい。
あんたの言うことよく聞くみたいだな?)
隣のQBにちらっと視線をやる。
(暁美さんとQBはもうちょっと落ち着いた環境で再会した方がいいと思って)
(ふうん? で、なんか降ってきたけどアレは何?)
(ワルプルギスの夜の残りもの)
(聞いたことのある笑い声がした)
(ええ)
(次から次へと湧いて消えてったぞ)
(あれはみんな魔法少女だったもの。特殊な形で存在し続けた魂よ)
(そうなのか)
(QBからすると宇宙の延命に貢献できず、無駄になってしまったエネルギー。
あなたと一緒に見送ってあげることができてよかった)
(んん? 見えてんの?)
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