76: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 00:55:43.70 ID:H0JqPK/8o
人通りの少ない住宅地を、さやかの家に向かって二人は歩いていく。
さやかが話題を振っても杏子は全くのってこない。
「ねえ、さっきから変だよ杏子」
「さやか」
「なに?」
「ちょっとだけ黙ってて」
「はあ?」
さすがにむっとしてつないでいた手を解こうとするとぎゅっと握りこまれてしまった。
「一緒にいてくれ頼むから」
杏子が立ち止まり早口で囁いた。変に張りつめている。
彼女の切羽詰った様子に魔女の気配でもするのかと周りの様子を窺うが特に不穏な空気は感じ取れない。
「なんなの、もう」
杏子は手を放してくれない。そしてその場から歩き出そうともしない。
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