9: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/20(火) 02:31:43.75 ID:eDj2lchjo
尊敬してやまない巴マミの説得にすら、さやかは耳を貸さなかった。
マミが「お願いだから使って」と手に取らせようとしたグリーフシードも頑として拒み、うなだれるマミを残してふらふらと街に消えた。
そしてゆっくり衰弱していった。
近日中に魔女化するだろう。
ほむらは自分でも気づかないまま小さなため息をついた。
これまで見てきた数多の時間軸においてさやかは魔女に変貌を遂げている。
そもそも彼女が叶えた他者のための願いが魂を蝕む危険をはらんでいるのであり、最初から詰んでいるとも言える。
(惜しい)
この時間軸には大きな可能性があった。
戦闘力の高いマミが生きていて険悪な人間関係もない。
だがさやかの魔女化によって杏子が消え高確率でマミも失われることになる。
この流れは何かの呪いのように固着している。
以前の時間軸で彼女らに繰り返した無駄な説得を思い出す。
またほむら一人でワルプルギスの夜と戦うことになる。
まどかはどこかの時点で契約してしまうだろう。
ワルプルギスの夜より遥かに巨大なあの魔女を見上げることになるのだろうか。
その前に苦しむまどかのソウルジェムを砕くことになるのか。
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