92: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:36:26.87 ID:H0JqPK/8o
その時ふと、こちらを窺う他人の視線を感じた。
使い魔を追いかけている時からそこはかとなくつきまとう気配を感じてはいた。
(知らない魔法少女)
気になるのは敵意ともあるいは憎悪ともとれる負の感情がさやかに向けられていることだ。
(なにかしたっけ、あたし)
(ああ、もしかしたらあの使い魔が育つの待ってたのかな)
建物の陰から様子を窺っていた人物は自身の存在に気付かれたことを察してその場から遠ざかって行く。
急いで追ってみると後姿を捉えることがことができ、もう少しスピードを上げると見知らぬ魔法少女の前方に回り込むことができた。
眼前にいきなり現れたさやかのスピードに相手が息を呑み、戦闘態勢を取った。
段平とでも呼びたいような両刃の剣を片手に持ち、頑丈そうなガントレットをつけたもう片方の腕を前に垂らしている。
「とっとっと、待って待って! やり合うつもりはないし!」
あわてて声をかけ、手に持ったサーベルを地面に突き立ててぶんぶんと両腕を振った。しかし深緑のコスチュームをまとった相手は構えを解かずにさやかを睨みつけている。
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