にこ「『れんあいげぇむ』!?」…『V』
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33:kaitaisagyou[saga]
2016/10/30(日) 23:18:43.93 ID:vz+m4jBw0


瞬く間の出来事であった



小指の爪がすり減って、爪の内側の肉が紙やすりでガリガリ削られるのは



もう言葉として聴こえない叫びを上げながら
固定された身体を痛みから必死に動かす

寝台がガタガタ揺れて、叫びと同時に校内の血反吐を辺りに吐き散らす
見ていて、実に痛々しい



「はい、次は薬指です、全部終わったら反対側の腕と脚の爪もやります」



 ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイィィィー―――



―――
――






………にこの指先は両手両足含め全て肉が削れて骨が露出していた


 "ネイルアート"が一通り終わった後、もう一度同じ部分を同じように
削ったのだ、違いがあるとすれば削れたのが爪じゃなく皮膚だったこと
 2巡目に移行する前から指先の肉は削れてたが
骨が露出するまでガッツリではなかった



そんな彼女の痛々しい部位には今、包帯が巻かれていた


曰く「一度に全部やると痛みを全て体感できずに死んでしまうから」で
少しずつ、微調整をしながら真っ当するとの事らしい


目隠しをされた後、依然として拘束されたままの身体、口に布か何かを
入れられた感覚、指先に何か巻かれた感触…


「また明日」との言葉と同時に去っていく脅威



何もかもが恐ろしかった


1日帰らなければ流石に家族は心配するだろうか?

学校をずる休みしてからいつものように食事もとらず部屋に引き籠ってる
そう考えていない事にすら気づかないだろうか?


玄関に靴が無いのだから、異常を察して捜索願を届けるかもしれない


そんな淡い希望を抱かずにはいられない


そして、人は希望を抱いた後、それが無駄だったとしれば更に絶望する





  「おはようございます、では続きを始めましょう」


実際の時刻は分からないがにこにとっての朝は…
清々しい朝は拷問で幕を開ける


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