にこ「『れんあいげぇむ』!?」…『V』
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40:kaitaisagyou[saga]
2016/11/06(日) 22:59:48.87 ID:JHSqndca0


カチンッ!


 店員の手にあるモノをにこは見た
独特な音を立てたそれはジッポライターと呼ばれるものであった

目の前の女性は煙草を吸う訳では無い、ただ、火をつけてにこの顔の前で
ゆらゆらとそれを左右に振るう…


民謡に出て来るような柱時計の振り子のようにそれはもうゆったりと…



「見えますかー?」



 小さな火の揺らめきは人を安心させる
心療に置いてソレが多用されてきたのは古くからであり山にしろ海にしろ
遭難者の意識を確認する際にも用いられる

目線はちゃんと振り子のように左右に移動させる火を眺められているか
それすら不可能なまでに意識が朦朧としているのか、と…




にこは火を目で追っていた

 次は何をされる?皮膚を焼かれるのか?と此処までの経緯で
意図の読めない女性のライターから目を離せないし
畏怖を抱かずに居られないのだ



「あー、まだまだ大丈夫そうですね、では続けましょうか」カチンッ!


ライターを仕舞い、まだ続行が"可能"と見なして

彼女の脚に手を掛ける

ある意味王道<セオリー>の両手両足切断による達磨状態へ運ぶつもりだ



―――
――



「ふぅ…こんなものですね」


にこ「お゙ッ  お ぉぉ  ぉぉ…ぉ゙ッ」


白いエプロン姿の店員は全身真っ赤であった
手には100円ショップでいつでも気軽に買える安物の鋸が一つ

刃毀れが酷く、最中に何度も刃を取り替えたモノだ


「頑張ればできるものですかな…」


踝部分からが丁度切断させ、その後「見栄えが悪いので綺麗にそろえる」
と鋁で削られた脚…

目は白目を剥き、布を詰め込んだ口の隙間からは酸臭がする…
よくみるとにこの口から泡が噴き出てる


それを見て、これ以上は不味いか、と判断するや否や店員は
冷蔵庫からあるモノを持ってくる…



…本気になれば何でも手に入るこのご時世である輸血パックくらい
購入しようと思えばできるのだろう、真っ当な経由かどうかはともかく




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