提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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735:名無しNIPPER[saga]
2016/12/31(土) 18:50:35.88 ID:DupNhSLa0
プリンツ(西へ、トラックへと撤退していく。航空隊は来なかった。お願いだからこのまま逃げさせてほしい)

プリンツ(けど、脚が遅くなったこちらはいずれ追いつかれる。それは避けられない。しばらくして、水偵が後方に敵艦隊を発見した)

プリンツ(このままいけば、向こうからも目視される。そうなれば圧倒的な火力の攻撃を加えられて終わりだ)

プリンツ(私は捌き切る自信があるが、他は無理だろう。……決断の、時だった)

プリンツ「……敵艦隊を後方に発見。接近中です」

「「「「……!!」」」」

プリンツ「これより、私は一人で残って敵を食い止めます。指揮権は葛城さんに譲渡します」

葛城「っ……分かりました」

プリンツ「朝潮、荒潮、空母の皆さんを頼むね」

朝潮「必ず。必ずトラックまで送り届けて見せます」

荒潮「お任せください。責任を持って、必ず」

プリンツ「Gut. ……雲龍さん」

雲龍「……何かしら?」

プリンツ(私は、雲龍さんにアトミラールから貰ったペンダントを渡した。もちろん、死ぬ覚悟を決めたわけではない)

プリンツ「壊したりなくしたりしたら困るから、預けます。帰還したら提督に渡してください」

プリンツ「そして、伝えてください。プリンツ・オイゲンが栄光と共に取りに戻りますと」

雲龍「……」コクリ

プリンツ「では、煙幕展張!!行ってください!!」

葛城「残った艦載機を発艦させて、貴女を援護します!!……武運を祈ります」

プリンツ「ありがとうございます。では、また後で」

葛城「はい……必ず……!!」

プリンツ(味方艦隊が離脱していく。私は敵の方へと向き直った。敵が視界に入った瞬間、発砲される)

プリンツ「ふふっ……容赦ないなぁ……」

プリンツ(合わせるべき味方はいない。好き放題に暴れられる。……スイッチが、完璧に入れ替わった)

プリンツ「あはは……さぁ、一生忘れられない思い出にしよう!!」


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