提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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826:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/12(木) 00:57:58.84 ID:OeXFHpwM0


提督「……」パチッ

提督(入院してもうすぐ一週間だ。だいぶ元気になった。いろいろあった疲れを取ったと考えれば悪くない)

提督(寝不足だったこともあってほとんど寝て過ごしてしまったが……見舞客が来てくれるのは嬉しいものだな)

提督(心細いのが大分救われた。入院初日には両親が、その後も毎日友人や同僚が来てくれた。つい昨日は帰ってきて早々に友が来てくれたし)

提督「さて、コーラでも買いに行きがてら少し散歩でもするかなっと。っ!?」バッ

プリンツ「っ!?あ、アトミラール……!!」カタカタカタ

提督「……プリンツ」

提督(起き上がった瞬間に視界に入って驚く。ドアから顔だけ出して覗いていたのは、プリンツだった。思い出されるのはあの時のこと)

提督(俺は、混乱したプリンツの誘惑に負けてしまった。取り返しのつかないことをしてしまった)

提督(目を逸らしたい現実だが、どうにかしなくてはならない。そのタイミングが予想より早かっただけだ)

提督(どうすればいいのか。何も考えていなかったが、とりあえず話をするしかない。そうすればすべきことが見えるかもしれない)

提督「……久しぶりだな。その……元気だったか?」

プリンツ「アトミラール……はい。その……すいませんでした」

提督「いや、俺が悪いんだ、あれは……」

プリンツ「違います!!悪いのは、私です……もう二度と、アトミラールとビスマルク……姉さまの邪魔をしたりしません」

提督「っ……プリンツ?」

プリンツ「私は……私は、て、転属を希望しました……!!」ジワァ

提督「!?な、何だって!?」

プリンツ「ドイツに戻ります……もう、二度と会うことはありません。だから、どうか赦してください」ポロポロポロ

提督「ま、待ってくれプリンツ!!どういうことなんだ!?説明しt」

プリンツ「ごめんなさい、アトミラール……!!さようなら……!!っ!!」ダッ

提督「プリンツ!!待ってくれ!!行かないでくれ!!」

提督(プリンツは震えながら涙を流し、口元を抑えながら一方的にそう言い切ると走り去ってしまった)

提督(もちろんすぐに追いかけたが、廊下に出た時にはもう姿が見当たらなかった。エントランスまで行っても、姿は見当たらない)

提督(病院前の道まで出ても、見つけることは出来なかった。裸足で飛び出した俺を追いかけてきた看護師に謝りつつ、自分の病室戻る)

提督(先ほどのプリンツの話、本当だろうか?いや、嘘を言う必要性がない。……何も、考えられない)


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