琴葉葵「これからお姉ちゃんの実況を始めようと思います」
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2: ◆TMqjX8zVzA[saga]
2016/10/22(土) 04:23:59.80 ID:JXK1QtcW0
「う、うぅん……」

琴葉茜が目を覚ましたとき、世界は暗闇だった。一瞬、彼女はパニックになりかけたが目が慣れてくるに
つれてこの空間が暗いだけなのだということに気が付いた。

「な、なんやねんこれ……」

自分の覚えている限りでは、昨日は何事もなく自分の部屋の、慣れ親しんだベッドに入って眠ったはずな
のである。それが、どうしてこんな真っ暗な部屋で、固そうな床の上で寝ているのか全く持ってわからなかった。

そんな風に茜が困惑していると唐突にバチンという何か弾ける音と共に視界が真っ白に染め上げられた。

「痛っ……」

急な刺激に茜のまぶたが反射的に閉じる。五秒ほど経って、まぶた越しの鋭い刺激が徐々に和らいできた。
恐る恐る目を開けると、そこは真っ白な部屋。天井も、壁も、床も、汚れ一つない白色で統一されていた。
立ち上がって周りを見てみた。茜の部屋と比べると、なんだか広く感じたが、たぶんそれはクローゼット
とかベッドとかが置かれていないからだろうなと思った。

そんな真っ白な部屋の中で、一際目立っている物があった。真っ黒なデスク、真っ黒なモニター、真っ黒なゲームのコントローラー。
こんなに黒いデスクは別だが、モニターにコントローラーはゲームの実況をすることもある茜には馴染みのある物だ。
知らない部屋の中に、唯一自分が知っている物が置かれていることがなんだか気味悪かった。


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