埋もれる日々 (オリジナル百合)
1- 20
22: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/06(日) 21:13:06.78 ID:IwWYtL7GO
都築さんは座り直して、自分の鞄に手を伸ばした。

「あの、黙っていてくれる代わりに、今日は、こんなものしかないですけど……また、改めてお礼しますので」

ベージュの長財布から、チケットのようなものを取り出した。

「ショットバーって、知ってます?」

「行ったことはないけど、モデルガンの射撃ができるバーだっけ?」

「はい。これ、半永久に使える券なんです。お客さんにもらったんですが、私、あまり行かないので、良かったら」

受け取って、

「ありがとう。でも、心配しないで。言わないよ」

それをひらりと受け取り拒否する。

「でも」

もらったらもらったで、私も共謀したことになる。

「何も見なかったことにするから。それでいい?」

「すみません」

「謝らなくていいのに」

「だって、紺野さん、怒らないんですもん。こんなチケットで無かったことにしようとしたのに」

「怒らないよ……もしかして、私のこと試したの?」

都築さんは、

「はい」

やや頬を赤く染めてえへへと笑った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
100Res/65.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice