埋もれる日々 (オリジナル百合)
1- 20
82: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 11:01:18.54 ID:oHfqW8iBO
玄関の鍵が外れた。

「……ッ」

驚いて、すごく驚いてしまって。ヒュッと喉が鳴った。
都築さんが私を見下ろしていた。
なんだか彼女の帰りを待っていたように見えたかもしれない。
実際、怖かったので、早く帰らないかなとは思っていたけど。
都築さんは靴を脱いで、私の真正面にしゃがみ込む。

「ただいま」

両手で頬を挟みながら言った。
冷たい手が寝不足で火照った頬には気持ち良かった。

「都築さん……おかえり」

「すごく良い匂いがします。夕飯、もしかして作ってくれたんですか」

「あ、うん。泊まらせてもらってるし、口に合うか分からないけど」

「ありがとうございます。嬉しいです」

小さく微笑む。

「ううん……」

今日の事を伝えようと思ったけど、気持ち悪いって思われたくなくて喉元で言葉が消えていく。

「立てますか?」

「うん」

「あと、普段着と下着買ってきたので良かったら使ってください」

鞄の中からごそごそと取り出して、私に手渡した。
私は悪いからと言ったけれど、結局断り切れずに使わせてもらうことにした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
100Res/65.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice