本田未央「絶対に許さない」
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8: ◆Freege5emM[saga]
2016/11/03(木) 22:59:17.28 ID:5It74+0Mo

『男の人が、どんなことしたいか……ちゃんと知ってれば、私、きっとまたお仕事できるから……』

プロデューサーの理解が追いついていない、と察した未央は、言葉を続ける。

『ほ、ホラ、案ずるより産むがとかなんとか言うじゃないっ』
『未央が仕事できるようになるために、俺と未央がセックスするのか?』

プロデューサーは、まさかと思いつつ確認した。
お前は何を言ってるんだ――と言いたいのを、かろうじてオブラートに包み渡した。

『だって……私の担当プロデューサーじゃん。
 私を、全国の男の人からイヤラしい目で見られるようにするのが、仕事だよね……?』

未央の言葉は、乱暴だが、アイドルの核心を突いていた。



『そういう中には、頭のネジ飛んだ人がいるかも知れなくて、
 だからプロデューサーや事務所の人たちが守ってくれてるんだろうけど……』

未央は体を震わせながら、恐ろしいはずの男――目前のプロデューサーにすがりついた。

『男の人の、実際のところ、プロデューサーに教えてもらえれば……
 怖すぎて、震えてるだけの今より、少しマシになるハズ……なの』



プロデューサーは、未央を論破しようと思えば、すぐにできた。しかしあえて控えた。

その心は、ここで頭ごなしに未央を否定しても解決しない……という計算と、
あわよくば未央の肉体を……という打算が半々だった。

練習着のジャージ越しに感じる未央の柔らかさと匂いは、
プロデューサーの欲望をダイレクトに煽っていた。

『プロデューサーだって、私がどうしてこんな有様なのか……知ってたほうが、いいよね。
 何のはずみでこうなるかわからないんじゃ、私に仕事なんて回せないでしょ……?』
『未央は、今でもアイドルを続けたいのか?』
『……うん』
『で、そのために俺が、未央を抱きたいように抱く、と?』



未央は、頭一つ分背の高いプロデューサーを上目遣いで見上げて、笑った。

『……えへへっ』

えへへじゃねぇよ、笑ってごまかすな――と突っ込みそうになるのを、
プロデューサーはギリギリでこらえた。

『プロデューサーは、私を支えてくれるから、守ってくれるから、
 一番信頼できる男の人だから……ね、お願い……っ』



プロデューサーは、未央を特別に贔屓してやったという意識はなかった。
しかし訂正も億劫で、流されて未央を抱いて処女を奪った。

それが功を奏したのか、未央は扇情的な――といっても高校生アイドルの域内の――仕事も、
以前と同じようにこなすことができた。
過剰に男を警戒することもなくなった。むしろ慎みを覚えたと評判になった。

アイドル・本田未央は立ち直った。



しかし、未央とプロデューサーの肉体関係は続いていた。




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