4: ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2016/11/14(月) 09:11:15.44 ID:IYVwNExR0
「仕方ないか・・・」
そう言って僕は着替え始めた。
僕自身、この現象の原因を今日から始まる新生活の不安等のストレスと考えている。あれから一年経つんだ。それが自分の思っている以上のストレスになっているのかもしれない。いやそうに決まっている。第一僕は性行為どころか自慰行為すらしたことがないんだ。
着替えが終わり、昨夜にまとめておいた荷物を持って両親に挨拶を済ませ家を出た。
向かうは人理継続保障機関「カルデア」――――――
「フォウ!!フォーウ!!」
可愛らしい小動物が僕の頬を舐めた。
その生暖かい舌の感触に真っ暗な闇の底に落ちていた意識をグッと現実へと引き上げられ、ぱっちりと目が開いた。同時に床の冷たさが頬に広る。
どうやら僕はうつ伏せで倒れているらしい。
起き上がると起こしてくれた小動物らしき生物とそれを抱きかかえる眼鏡を掛けた少女がいた。
「あの、お休みの用でしたが通路で眠る理由がちょっと分かりません・・・」
418Res/221.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20