彼女達との思い出
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134:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/13(火) 10:10:06.75 ID:ZFEkVD+S0
D案はすぐに終わるため、だいたい申請書が通る。
僕は課長にすぐさま判子を貰い、書類の片隅に入れておいた。

数日後、手が空いたので、ネットで情報を集めてみる。少し興味深い記事が、他分野で出ていた。
社内の意見書がデータベース化されているので、イントラネットで類似の要望がないか検索する。
全く同じ要望はなかったが、うちの商品を提供するにあたってこんなことができたらいいなという要望書に目が止まる。

年末に沢村さんと出かけた展示会に、ある商品が出ていた。その時は気にも留めていなかったが、組み合わせると・・・

僕「沢村さん。ちょっといいですか?」
沢村「ああ。会議があるから、それが終わってからならいいよ。」
僕「はい。えー。じゃあ1時間後ですかね。横の打ち合わせ室予約しときます。」
沢村「あいよ。すぐ終わる?」
僕「30分くらいで。」
沢村「OK」

1時間で、簡単にまとめる。

沢村「お疲れ。どうした?」
僕「実は、こんな案件が出てきたんです。で、この商品とこのサービスを組み込んで、このアイデアを使ったら、ちょっとした市場開拓になりませんかね?」
沢村「・・・ほう。」

沢村さんの目つきが、変わった。

僕「どうですか?面白くないですかこれ。」
沢村「市場規模は不明だが・・・」
僕「ですよね・・・」
沢村「作り手の立場としては、恐ろしくやりがいを感じる内容だな。」
僕「やっぱりそうですか。それでいて、大変な作業の割に、市場の規模が見込めない。」

沢村「なるほどな。でも、だからこそ、大手では手を出さない分野だな。」
僕「そこにチャンスがあるかなと。幸い、法改正に絡んでるので、僕なら詳しいですよこの分野。」

沢村「これは・・D評価か。今すぐ書き直せ。C評価に変更だ。いいクリエイター紹介してやるよ。あ、お前の名前だと他部署が動かないかもしれないな。俺の名前で書き換えとけ。俺も口出しできるし、お前も動きやすいだろう。」

僕は、言われるまま、申請書を書き直し、提案書を添付した。

紹介されたクリエイターは、その業界ならだれもが知る、超大物だった。
クリエイター(柴田恭平似、以下柴田さん)

柴田「お世話になります。ご無沙汰してましたね。」
沢村「いつもお世話になっております。お元気そうで何よりです。」

簡単に僕を紹介してくれる。名刺交換する。
沢村さんは、僕の原案を書き直し、柴田さんに提案書を出した。

柴田「なるほどね。なかなか面白そうじゃない。僕の仕事は何をすればいいわけ?」
沢村「今のところ、ちょっとぼやっとしてるので、具体的に、こんな商品・サービスに具現化できますという何らかの「形」が欲しいですね。イメージ図でもいいので、何か描けないですか。」

柴田「ふむふむ。1週間くらいもらえる?また打ち合わせしましょう。その時に、アイデアをいくつか出してみるよ。それを引き取るなら、アイデア料ね。」
沢村「承知しました。」

こんな感じで、スタートした。




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