彼女達との思い出
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219:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/21(水) 16:25:12.69 ID:livU6Uc80
また、味気ない業務が始まる。
僕の心は、もう、限界に近づいている。

仕事は、おそらく、まじめにやっている。
でも、もう、情熱も失われつつあった。

早々に、課長に呼ばれた。

課長「ちょっと、1時間ほど時間取ってくれ。」
僕「はい。菜々子さん、靖子さん、あと頼みます。」
「「はい。」」


課長「・・・さて。唐突だが・・・」
僕「はい。」
課長「・・・経営企画室は、今年度を持って、その機能を別の部署に譲ることになった。」
僕「つまり、お取り潰しですね。噂には聞いてました。」

課長「まあ、聞こえてくるよな。でもまだ、皆には内緒だ。」
僕「でしょうね。」

課長「で、だ。俺は、別部署に部長職で打診を受けている。」
僕「課長、優秀ですからね。当然です。」
課長「何言ってるんだ。お前の案件が評価されての栄転だ」
僕「栄転? ・・ということは、あの支店の、あのポストですね。凄いじゃないですか。出世街道ですよね。」

課長「ああ。そうなるな。それで・・・」
僕「それで?」

課長「お前も一緒に来ないか?」
僕「・・・」
課長「・・・・」
僕「・・・へ?」

課長「事業部長も、最大限にお前を評価してる。このままいけば、またA判定だ。春から俺と向こうに行けば、役職も俺の裁量で付けられる。次からは主任だ。」

その歳での主任。目標にしていた沢村さんよりも、ひょっとしたら早いかもしれないほどのスピードだ。

僕「・・僕は、そこまで評価されるような人材では・・」
課長「俺としても、俺の息がかかったヤツが一緒に来てくれると動きやすい。」
僕「それは、間違いなくそうですね。」

課長「即答しなくてもいい。異動は4月だ。あと2か月くらいのうちに結論を出してくれればいいから。もし、別に異動したい場所があるなら、最大限協力するからな。」
僕「ありがとうございます。少し考えます。」
課長「ああ、良い報告を期待しているよ。」

僕の考えは、この時、実は決めていた。




堅「もしもし。どうした?」
僕「夜遅くごめん。」
堅「うん。」
僕「あのさ・・・」
堅「おう。」


僕「会社、辞めることにした。」


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