269:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/26(月) 15:16:40.32 ID:xt+A44zF0
僕が現地の生活に慣れ始めたころ、ふと、たか子のことを思い出した。
たかこは、大学サークル時代の友達で、サークル仲間同士で横浜に行って以来、たまにメールでやり取りしていた。
たしか、旦那さん(もう結婚していた)の仕事の関係で、この国に来ていたんじゃなかったっけ?という程度だった。
「久しぶり、たか子ちゃんって、東南アジアの〇〇って国に来てなかったっけ?」
「うん。そうだよ。なんで?」
「今仕事で、△△って都市に来てるんだ。」
「近い!私、隣町だよ!」
「え!そうなんだ!もしよかったら観光案内してよ。経費で落とすから!」
「いいよ!」
こうして僕は、たか子と会うことになった。
僕は現地の公共交通機関に乗ったことがないので、彼女から迎えに来てもらった。
僕が使ったことがあるのは、車のタクシーとバイクタクシーだけだ。
バイクタクシーは本当に危ない。舗装の悪い道を、逆走して、オーバースピードでカーブを曲がる。
当時は安かったから我慢して乗ったが、もう二度とのりたくない。
ホテルにまで来てくれたたか子。
すっかり現地になじんだという彼女は、現地人しか知らないという穴場スポットを案内してくれるという。
まさか、異国の地で、知人と再会できるとは思っていなかった。
旅での恥はかき捨てて。
僕は舞い上がっていた。
相手は人妻。
旧知の仲とはいえ、安易に2人で旅行などすべきじゃなかった。
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