293:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/06(金) 11:33:39.40 ID:tuYsB/OP0
以前にも少しだけ記述したことがあるが、ネット上でのつながりで人と会ったことは何回もある。
殆どが、出会い系の掲示板やチャットサービスでだ。
出会い系も今はほとんどサクラだろうが、出始めの頃は業者も少なく、女性もかなりいた。
僕は出会ってすぐに会うことに抵抗があったため、当時は仲良くなった子とだけ会った。
出会い系で、じっくり話して盛り上がって、じゃあ会おうと言って会う子は、殆どが、顔のつくりや体系が標準以下の子だ。
僕はそういう子には顔のつくり・体型の良さを求めていなかったので気にしなかった。
世の中の怠惰な女は、決まってこう言う。
「人は、見た目じゃない。見た目で判断する男は、ただのお子ちゃまだ。」
断言するが、それは間違いだ。
顔のつくりや体型が標準以下でも、輝いている女性はごまんといる。
笑顔が綺麗だったり、自分の体形に合った服を、無理なく着こなしている。自分の仕事を誇りにしている子もいる。
自分に誇りを持って生きている子は、それが何らかの形で見た目に現れる。
綺麗な子も、いい体を持った子も、怠惰な生活をしていればそれは崩れる。維持するために、努力をしている。
服を気にせず、髪も整えず、肌を気にせず、対して仕事もせず、自己啓発もせず、世の男子に「見た目じゃない」などと言っている子は、ただの怠惰な女だ。
話を戻そう。
僕はユミと会うにあたって、量販店・専門店・デパートをいくつかピックアップしておいた。
とりあえずどこかのファミレスに入って、着たい服や興味のある服を聞き出だそう。話しはそれからだな。
とある町の地下街。僕はなじみの集合場所で携帯をいじる。
待ち合わせの時間は少し過ぎている。
ユミにメールを打つ。
「お疲れ様。場所分かりづらかったかな?」
「すみません。すぐ着けると思います。」
僕はすでに察していた。
ユミはもう来ているんだろう。だけど、声をかける勇気がない。
ふと、顔を伏せながら、何度も僕のそばを行き来する女の子が目に留まる。
もう4回は僕の横を通り過ぎている。白いニット帽とマスクが印象的だ。
「ひょっとして、白のニット帽とマスクしてる?近くを通って行ったから、ひょっとしたら気づいてないかなと思って」
遠目に、その子がメールをチェックしているのが見えた。
僕は携帯を眺め、それに気づかないふりをした。
「あ、そうです。どのあたりにいますか?」
「いや白のジャケット来て、黒のハットかぶって、赤い携帯持って柱に立ってるの僕だけでしょ(笑)」
「あ、今気づきました!行きます!」
数分後、また、横を素通りしようとする女の子。
僕「あの、ユミちゃんだよね?」
僕は、その女の子を呼び止める。
視線を合わせない。でも、その女の子は、口元がニヤけている。
ユミ「もー、なんでわかっちゃったんですか?」
やっぱり白いニットにマスクの子がユミだった。
僕とユミは、こうして、ネット上で出会って半年以上経ってから、初めて会った。
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