43: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 21:23:26.17 ID:nU9IttsXO
中学校には何の手がかりもなく、その後、通学路や街のゲーセンなど思い当たる所は全部回った。それでも、ひろ君の足取りは掴めず、私達は家に戻ることにした。やっと解放されると思ったのも束の間、
「さっき、何て言おうとしたのよ」
前を行くちあきさんが肩越しに振り返る。
さっき?
ええと。
「教室で、ひろ君が出てったのはって……」
あ。
「えっと、あのその、怒らないでよ?」
「はいはい」
「ひろ君が出てった原因は、ちあきさんのブラコンにあるじゃないかなって……」
「それのどこがいけない?」
取り付く島もないとはこのことかしら。
「もお、真面目に聞いてよ」
「私は、最初から真面目なんですけど」
とは言っても、ちあきさんと長話するとこっちの精神の消耗が激しすぎる。
「電話する。家に帰って電話するから、また後で」
「え、ここで話してよ」
「無理」
「なーんでよ?」
「ちあきさんと話してると動悸がやばいから」
「絵ちゃんて、ホントに私の事好きね」
「違う!」
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