64: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/09(月) 20:22:13.75 ID:hbVB15e3O
ひろ君が自分で正しいかどうか判断できない時は、さっきみたいに叱ってあげればいいけど。
彼には彼のペースがある。やり方がある。
明日、ちあきちゃんが家に帰ってもきっとひろ君は口を利いてくれないだろうけど。
待ってあげてね、ちあきちゃん。
「ちーあきちゃん」
私は芋虫みたいなちあきちゃんに近づいて、抱きしめた。
「ちあきちゃん言うなっ」
「よしよし」
「よしよしじゃない! どうして、怒らないのよっ。あんたは、もっと私に言うことあるでしょっ? ちゃんと言ってくれなきゃ、分からないんだから……」
「んー、じゃあ、ちあきちゃんには罪を償ってもらおうかな」
「な、なによ」
「抱っこさせて」
「はい?」
「たぶん、ちあきちゃんにずっと触ってれば私のトラウマ無くなると思う」
もぞもぞとちあきちゃんの両脇から腕を出して、がっちりホールドした。
テレビの見える位置に移動。
両足の間に座らせて、顎を頭の上に置いた。
「なにこれ」
顎下からちあきちゃん。
「実は、一回やってみたくて」
脂肪の神、桜田ちゃんの抱き心地には敵わないが、湯たんぽみたいだ。
「あんたも変な子よね」
「私、実はひろ君が羨ましかったんだ。ちあきちゃんはいつもひろ君、ひろ君って、私はのけ者だった」
「そんなつもりは……」
「ないよね。いいの、私が勝手に拗ねてただけだよ」
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