34:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 20:19:53.23 ID:5r8jqx9XO
女「……ご馳走様でした」
男「かしこまらないでください」
こたつで食べるサンドイッチ。
時刻は11時、昼までの繋ぎにはなるだろう。
男「じゃとりあえず駅まで送ってい」
女「――」
安らいだ彼女の表情が……一瞬で凍った。
一夜逃げた程度で癒えるほど、浅い傷ではない。
空いた口から不平もわがままも諦めも出てこないほどの。
すぐに直感した。
昨日出会った時点で折れてしまいそうなほど疲弊していたのだ。
男「……きます。駅前でも良いですし、気に入ったのなければ探しにいきましょう」
女「へっ、え?」
男「ずっとその格好はまずいでしょう。必要でしょう? 衣類」
我ながら、すましている。
大胆で、そんなスマートな文句でもない。
でも。
女「?……」
女「……!!」
女「は、はいっ!!」
男「行きましょう。ジーパンとコート貸します」
見送る顔が笑顔でないのなら、居てくれ。
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