明日を追い越して
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64:名無しNIPPER[saga]
2017/01/16(月) 12:36:02.00 ID:3PNIsKf0O



女「ふと、目が覚めて」

女「横にいてくれて」

女「本当にずっといてくれたって分かって」




女「深く眠ってしまうと怖くなって、夜中の2時に跳ね起きて。時計を見て、遅刻じゃないと胸を撫で下ろして。」

女「夢の中で職場の内線が鳴って、自分が受け答えする寝言で起きて。代わりに取ったスマホを投げたくなる衝動に駆られて。」

女「休日なのに、休み明けの仕事が気になって目が覚めて。嫌なこと思い出して、心臓が握られるような心地がして。」




女「でも、昨日も今日もそんな事ない……怖くない」

女「なにもしてないだなんて、ないです。ないんです」

女「本当に、あなたが……守ってくれてるんです」



彼女の言葉は控えめなようだが、いつも一途でまっすぐだ。
簡単で短い言葉の切れ端をつないで、その強さを伝えてくる。



男「……本当ですか」

女「ホントのホントです。うれしくて、心地よくて」

女「頭に置いただけの手が、あんなにも温かくて」

女「だから、その……まぶたが熱い、にじむと思ったら、こぼれていました」

女「勘違いさせてごめんなさい。」


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