28:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:34:07.41 ID:AWhlWl6p0
か細く弱々しい呼吸でも、胸は僅かに上下している。
凛ちゃんは、まだ生きている。
こうして精一杯、生きようとしてるんだ。
『救いを得たければ迷うな。友の命をどうするのかは、お前次第だ』
言峰さんが言っていたことを思い出す。
あのときは、彼がどうしてあんな言葉を残していったのか、理解できなかった。
でも、今ならわかる。
いずれ訪れる選択の時を見据えて、彼は私に告げたんだ。
そう────万事を丸く収める道なんて、最初からなかった。
ならば、どちらかを選ぶしかない。
なにを取り、なにを捨てるのか。
誰を生かし、誰を殺すのか。
今眼の前にいる親友の命が、私の手にかかっているのだとしたら、選ぶ道は一つだ。
花陽「────凛ちゃんは、私が守る。どんなことになっても、凛ちゃん自身が凛ちゃんを殺そうとしても────私が、凛ちゃんを守るよ」
凛「………………」
花陽「約束する。私はいつまでも、凛ちゃんの味方でいるから────」
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