30:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:35:42.24 ID:AWhlWl6p0
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自分の病室に戻ると、シエル先輩と真姫ちゃんが待っていました。
二人して同時に顔を向けてくると、事の結末を語るよう、目配せしてきます。
花陽「先輩。私、やっぱり凛ちゃんを殺すことはできません」
真姫「────っ!?」
シエル「覚悟はできた……ということですね」
花陽「…………はい」
シエル「後悔しませんか」
花陽「はい」
シエル「小泉さんのような人に前例がない訳ではありません。なので、結末がどのようなものになるかも、よく知っています。そのどれもが、悲惨で救いようのない終わりを迎えていると知ってなお、あなたは同じ選択をするのですね」
花陽「はい」
躊躇うことなく、即答する。
シエル先輩の視線は、矢のように私の心に突き刺さってきたけれど、辛くはありませんでした。
シエル「残念です、小泉さん。あなたとは戦いたくなかった…………」
花陽「……同感です」
凛ちゃんの病室に向かおうとするシエル先輩の前に立ち塞がり、行く手を遮る。
ナイフを握り、眼前の死を見据えます。
先輩は私の前で臨戦態勢を取ったまま、動こうとしません。
互いに一歩も譲らず、膠着状態が続く
一触即発の空気が病室に流れる中、真姫ちゃんが静寂を打ち破りました。
真姫「二人とも待って!こんなの絶対に間違ってるわ!」
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