69: ◆axPwtNeSoU[saga]
2017/01/14(土) 23:40:09.86 ID:4Skoll+A0
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未だに焦点が定まらぬような、陶然とした表情のまま。
大きく胸を上下させながら、耳元で北上が囁きかけてくる。
「……なんか……さ……。凄かった、ね……」
「……あぁ…………だな…………」
あれから10分以上が過ぎても、ぐしゃぐしゃに乱れたシーツを整える気力さえ湧かず。
布団の上で抱き合ったまま、俺たちは汗みずくで荒い息を吐いていた。
身体の下では、ひくっ、ひくっ、と、北上の身体が未だに断続的に痙攣を繰り返している。
繋がったままの結合部はぐちゃぐちゃに汗と体液にまみれ、ほんの少し身体をよじるだけでもぬめるようにお互いの肌が滑る。
布団もシーツも酷いありさまだ。
一応押し入れの中に替えの布団やシーツはあるものの、明日の朝、片付けに来るだろう中居さん達にどんな眼で見られるかと思うと頭が痛い。
だが、その事に対する心配を除けば、俺たち二人は、どちらも深い満足感と、とろけるような幸福感の中にいた。
「なんか、ね……すっごい、幸せ。……溶けちゃいそう」
「あぁ。……俺もだ」
二人して顔を見合わせ、くすくす笑いながら、じゃれるように何度もキスを交わす。
先ほどまでの情欲にまみれたものではなく、親愛に満ちた、幸福感に満たされた甘いキス。
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