キツネ耳「生きる為なら何でもしよう」
1- 20
1:名無しNIPPER[sage]
2017/01/18(水) 01:39:08.90 ID:KK8PDRWsO
100年くらい前に何かが起きて、人類社会は崩壊したらしい。

培養カプセルから私が排出されてから一ヶ月と少しの間で、調べられたのはたったそれだけだった。

カプセルの中で植え付けられた、崩壊前の常識や知識は余り役に立たない。

文明の象徴とも言われた高層建築群は軒並み瓦礫の山と化し、かつては先端の光る目玉で人々を見下ろしていたはずの塔は、今や私の足下に無惨に横たわり、這い上がってきた植物に覆われた様を見下ろされている。

上空ではカラスのような鳥(私の知識にあるカラスはあんなに大きくない)が群を為して飛び、頭だけ恐竜に退化したような更に大きな鳥(?)がその群に飛び込んでいった。

人、鳥、それらを内包する生態系、それを支えるこの大地、何もかもが私の知識のそれと違う。

「こんな耳の生えた人間なんて、私の中の知識にはなかったし」

頭から生えたキツネのような自分の耳を触りながら、私は新たな瓦礫へと視線を移す。

今では遺跡と呼ばれる事の方が多いかつての都市、そこから有用な物を探し出し、生き残った者達の生活に役立てるのが私の仕事。

何の為に生み出されたのかは知らないが、今の私はキツネ耳のスカベンジャーなのだ。


2:名無しNIPPER[sage]
2017/01/18(水) 02:16:21.33 ID:KK8PDRWsO
電話機やらコンピューターやら、かつてならその部品も何かに再利用して価値のある物に出来たかも知れないが、今の時代に生まれた私の目にはただのゴミにしか映らない。

それらは未だロストテクノロジーで、時代がこれらを活用できるまでに追いつくには、私の見立てではまだまだかかるだろう。

ならば何なら価値があるのかというと、包丁やらフライパンやら、電力を必要としないレトロな品々、それと───
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage]
2017/01/18(水) 11:41:09.99 ID:tGnf9lvTO
期待


4:名無しNIPPER[sage]
2017/01/21(土) 18:51:26.82 ID:LqynHKoeo
はい


4Res/2.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice