2:名無しNIPPER[sage]
2017/01/18(水) 02:16:21.33 ID:KK8PDRWsO
電話機やらコンピューターやら、かつてならその部品も何かに再利用して価値のある物に出来たかも知れないが、今の時代に生まれた私の目にはただのゴミにしか映らない。
それらは未だロストテクノロジーで、時代がこれらを活用できるまでに追いつくには、私の見立てではまだまだかかるだろう。
ならば何なら価値があるのかというと、包丁やらフライパンやら、電力を必要としないレトロな品々、それと───
「こっちのは全部で30グラム。“りばぁた”の方は70グラムだね」
私の過去の時代の知識には影も形も無かった、“りばぁた”と呼ばれる、自然に覆われた土地に時折転がっている薄緑色の石ころだった。
「ありがと」
緑色の看板の目立つ掘っ建て小屋で換金業を営むおっさんから、130グラムの銀貨を受け取ると、それを大事にしまってから、カウンターの向こう側へと入った。
換金を終えて空っぽになったリュックサックと大事な鞄を奥のテーブルに置いて、羽織っていたジャケットと一張羅のつなぎを脱ぎ捨てる。
余分に貰った30グラムは単に色をつけてもらった訳ではなくって、この掘っ建て小屋だらけの貧相で汚らしい大都会に置いては「一発ヤらせろ」という意味が込められていた。
つまり、私が今全裸になってカウンターテーブルの下に潜り込み、男のズボンに手をかけるのは至極当然な流れで。
「ん・・・」
そこから飛び出した見慣れた逸物に舌を這わせるのも日常的な事なのだ。
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