勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
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314: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/02/07(火) 01:23:12.37 ID:05EsLyevo

勇者「何が――――?」

とうに日が落ち、揺れる室内灯に照らされた彼女の顔はひどく青ざめていた。

堕女神「帰ってなお、昂ぶり続ける陰茎は血の廻りを悪くさせたまま、ついには腐り落ちたと」

勇者「っ――――」

その言葉に思わず椅子から腰が浮き、言葉に詰まる。
男として生まれて、最も聞きたくない種類の話題だった。

堕女神「……失ったにも関わらず、左手に浮かんだ紋章は消えない。減らす手段を失ったまま時は過ぎ、
     やがて紋章は日ごとに黒く沈みゆき――――彼が罹患した七日後にそれは消え、同胞の修道士が更に翌日、
     起きてこない彼の部屋を訊ねたそうです」

勇者「死んで……しまって、いたのか?」

堕女神「いえ、不明。そこには……彼の身体と同量の、白い粘液の塊だけがあったと記されております。
     この国へ迷い込んだ者達の記録を調べ、その後、怪事件を記した人界の古書を探し回って
     ようやくそれらしき記述を見つける事ができたのです」

勇者「……何かの間違いだろ?」

堕女神「その可能性もありますが――――まず同一の人物の事かと。むろん確実ではありませんが……」



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