75: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/01/25(水) 01:13:29.24 ID:iCugq6SKo
サキュバスA「そうでしょうか?」
勇者「その……気を悪くするかもしれないけど、数万年生きていると、十年単位の時間なんてどうでもいいのかと思ってたんだ」
サキュバスA「あら、そうでもありませんわよ。どれだけの生があったとしても、今この瞬間の長さは皆同じ。
酒が喉を下りるのも、噛み締めた肉汁がほとばしるのも、一瞬。“時間“はすなわち思い出です。
……それに、誕生日を迎えるのも、一年にたったの一度。つまりは……今日」
勇者「え……って事は」
サキュバスA「ええ。私……今日で、20940歳になりましたのよ」
言って、サキュバスAは霜の降りたような海魚の薄切りと葉野菜をまとめて口に運んだ。
どこか得意げで満ち足りたような表情は……いつもの彼女とは違って、不敵さがない。
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