サキュバス「生きやすい時代になったなぁ」
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12:名無しNIPPER[sage]
2017/02/02(木) 05:36:54.15 ID:07O1ZJhpo
サキュバス(食事を取ろう)

サキュバスのエネルギーは主に男性の精液だが、それだけで他の栄養全てを賄えるものではない。
肉体を維持する為には、人間と同じ食事も摂取する必要があった。

ふらふらと道行く男達からの視線を浴びながら通りを歩いていると、何かの料理の絵が描かれた看板が目に入った。

扉を開けると、中からは空腹をほどほどに刺激する美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐる。

店内には何とも奇妙な光景が広がっていた。

壁に沿うようにして椅子とテーブルがぐるりと店の中央がよく見えるように工夫して並べられ、入り口の扉から反対には厨房らしいスペースがある。

奇妙なのは、椅子とテーブルに囲まれた中央に敷かれた汚れたカーペット、その上で四つん這いになり、犬のように餌皿から舌で食事らしき物を舐め続ける半裸の女達だった。

新しい客に椅子に座り食事を取る男達が一斉に目を向けて、それが女だと見るや一応に卑しい笑みを浮かべた。

ここがどういった店なのか何となく予測をつけながら、それでも食事を取ろうとサキュバスは厨房に隣接した受付から声をかける。

「ん?見ない顔だな。うちは初めてか?」

野菜を切っていた手を止めて、いかつい顔つきのコックが応対した。

サキュバス「はい。こちらで注文して、そこのカーペットの上で食べれば良いのでしょうか?」

「うちの雌豚用の餌を食いたいなら、そうだ」

サキュバス「他に何か?」

「女には割増料金になるが、他の客と同じくテーブルで普通の料理も食えるぜ」

サキュバスは四つん這いの女達を見回してから、一つ気づいた事を訊ねてみた。

サキュバス「下着も何も着ていない女性は?」

コックは苦い顔をして答える。

「豚の餌にも金を払いたくない女だ。他の客から何されても関知しない代わりに、タダで振る舞ってやってるのさ」

「うちとしゃ汚れたカーペットを毎日替えるのが厄介極まりないんだが、これでいい儲けを出してるもんでな」

サキュバス「なるほど」

サキュバスは黙って下着を脱ぎ、

サキュバス「豚の餌で」

記念すべきこの国最初の料理を注文した。


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