曜「つ、ついに予約しちゃった・・・。15万のお風呂屋さん・・・///」
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◆LXjZXGUZxjdx
[sage saga]
2017/02/21(火) 12:43:25.90 ID:cBDIxDaP0
ほのり「それからはどこか遠くに行こうって思って電車に乗ったんですけど、手元にはほとんどお金が無くて。なんとか仕事でお金を稼がなきゃって思っても、私は頭が悪いから仕事なんてできないし」
ほのり「どうしていいか分からず、フラフラして・・・そして気が付いたらここに居ました」
ほのり「最初の内は自暴自棄になって毎日が苦しかったです。歌手になる夢があるのに、こんな所にくすぶっていたら、夢を叶えられない。家にだって帰れない。友達にも会えない。かといって他に行ける所、できることなんて無い。何もかも失ってしまって、人生を諦めかけました」
ほのり「それでも死ぬのは怖くて、生きるためになんとか働いてお金を稼がないといけないと思いました。しばらくは何も考えずに・・・考えられる余裕もなく、働きました」
ほのり「そうしているうちに色んな人に会って」
梨子「色んな人? 例えば?」
ほのり「変わった人もいましたよ。例えば、ここまで来て服も脱がずに、カバンから昆虫図鑑を取り出してそれを見せながら一時間ずっと昆虫の交尾の仕方を教えてくれる人とか」
梨子「そ、それは、本当に変わった人ね」
ほのり「他にも、『なんでこんな仕事しているんだ』ってお説教してくる人とかもいたり」
梨子「ここまで来ておいて説教垂れるなんて、余計なお世話よね・・・」
ほのり「ええ。なによりお店の人の存在が私にとってとても大きかったんです。私をすごく大切にしてくれました」
ほのり「さっきも待合室でお客さんに私の事をすごく勧めてくれたし」
梨子「あ、ああ、そういえばそうね。あなたの事をやたらと勧めてくるもんだから、私もついあなたを指名しちゃったけど」
ほのり「そんな風に毎日を過ごしている内に、気が付いたらお金も結構頂いていて。そしてそれを見て決心が付きました」
梨子「・・・・?」
ほのり「私、来週からアメリカに行くんです」
梨子「あ、アメリカっ?! な、なんでまた・・・」
ほのり「昔、アメリカに一度行ったことがあるんですけど、そこで素晴らしい歌を歌うストリートシンガーに会ったんです。あの人みたいになりたいって思ってます」
梨子「そ、そう・・・」
ほのり「英語の勉強もしっかりしたし、準備はもうできています。そのことはお店の人にももう話してあります。お店の人は喜んでくれて、私の活躍に期待してくれました。しかもそれだけじゃなくて『もしなにかあったらいつでも戻って来なさい。在籍は残しておくから』とも言ってくれて」
ほのり「わたしは突然フラフラとやってきた変な人間なのに、そんなわたしを本当に大切にしてくださっていたんだなって、それを聞いて改めて思って・・・」ホロリ
梨子「・・・・・・」
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