104: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/02(木) 17:16:58.57 ID:grgRhVZBO
「わっ!」
水無月さんだ。朝以来何も言ってこなかったけど……
「さっきは、助かったわ」
「えっ」
さっき? 何か助けたっけ? どっちかというとごめんなさいと言ったほうがいいと思うけど。
などと思っていると、水無月さんは自分のお弁当箱の、ピンクの包みを解く。
コンパクトな真っ白いお弁当箱が現れ、そのふたを開けるとまるで宝石箱みたいな色とりどりの豪華なお弁当が現れた。
ぼくの茶色いのとは大違い……見せびらかしに来たの?
「……まあいいわ。お弁当、忘れたなら私の半分あげるわ」
「え? いや、あるけど」
「なっ」
ぼくがカバンからお弁当を取りだすと、ショックを受けて固まったかのようなリアクションを取る水無月さん。
なんでそんなに驚くの。
「えっと、その……一緒に食べる?」
「(机の上にないから忘れたと思うじゃない! 好都合と思ったのに……)う。ま、まあいいわ。頂きます」
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