115: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/04(土) 07:51:28.18 ID:lVaEIQQHO
視線があまりよくない。
というか、怖い。
どうしてお前が来た、と言わんばかりのサッカー部の先輩たちの……いや、中には同級生も混じっているかもしれない。
みんな背が高いからほんとにわからない。ぼくがチビなんだろうけど……。
「みんな、こいつ今日から入部した緑谷弘だ! よろしく頼む!」
「ああ」
「まあ……」
えっ。入部じゃないんですけど。そう言おうとしても声なんて出るわけない。
いつも引っ張られて何もできないぼくに、反論ができるわけない。
勇気がぽんと、肩を叩く。
ぼくはサッカー部員になってしまったのか? 入部届けも出してないのに。
「やる気あんのかホントに?」
「う」
「あったりめーだろ、自分から言い出したんだ」
「お前がしつこく勧めたんじゃねーの?」
「ちげえよ! なあ!」
他の部員の皆さんの中は不満だらけ。高村先輩が無理に参加させたんじゃないかと疑っている。
でも確かに、ぼくが昨日自分で望んだことなんだから……それは言わなくっちゃ。
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