131: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/04(土) 09:31:53.75 ID:lVaEIQQHO
「うわあっ!」
「おおっと」
自分からボールを取りに行った。勇気を出そうとした。
でもサッカーはチームプレー。同じようにボールを取りに行った人とぶつかった。
転んだ。その人ともつれあうように。
脚と脚が絡まり合い、互いに崩れ落ち、また左肩を打った。
「いたた……すいません」
「気を付けろよな、バカ」
「すいません!」
謝る。確かに、勝手な行動をしたのはぼくだ。
こういうところでしっかり謝れないのは、男らしくない。
……と頭を上げると、今度はみんな動きを止めてこっちを見ている。
なんだろう。ぼくじゃなくて、ぶつかってきた人が転んだのを心配しているのかな。
いや、ぼくだけを見ている。ぼく反則しちゃった!?
慌てて先生のほうを見ようとすると、先に女の子達の顔が目に映った。
顔が赤い?
平瀬先輩も、水無月さんも、佐々江先輩も目を見開いて固まっている。
と思えば、他の女の子たちは薄笑みを浮かべている。え、え? 何かおかしかった?
他の部員の人達も……勇気以外はニヤニヤ笑ってる。ほんとに『ニヤ』って言葉が多く浮かぶなあ。
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