232: ◆x.53aZIM6g[saga]
2017/03/07(火) 20:01:02.00 ID:2jsFEocLO
がつっと掴まれた。右のわき腹だ。
そのまま、物をどかすかのように、というかどけるかのように。放り投げるというのが一番正しいかもしれない。
捕まれたのと、コンクリートの地面に軽く左半身がぶつかった二つの痛み。
理不尽さに怖さより、怒りがこみ上げた。
だからって何かできるわけじゃないけど、体を回して、海藤先輩と星ヶ谷さんのほうを向く。
海藤先輩はスケッチブックを乱暴に一枚一枚めくり、自分の姿が描かれているだろうページを探している。
星ヶ谷さんは……ああ。こっちをすごい嫌な目で見てる。
でもすぐに、慌てたようなおびえたような目で、スケッチブックと海藤先輩に視線を交互に向けるようになる。
なにかまずいものでも描いてあるのだろうか?
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