233: ◆x.53aZIM6g[saga]
2017/03/07(火) 20:16:18.04 ID:2jsFEocLO
「あ?」
海藤先輩の手が止まった。一つのページに注目している。
一度、前のページが落ちたけどすぐに戻し、もう一度見る。
気に入ったの? ラ王。
より覗き込むようにじーっと見て、それから数秒……先輩は不意に笑い出した。
「ははっ、ははは! へーそーかあ。お前、あいつに惚れてんのか」
「や、やめてー! 歩君とは違うの!!」
あゆむくん? だれの事だろう。
スケッチブックの中に描かれていたんだろう。海藤先輩はそれを見て、星ヶ谷さんがその人を好きなんだと言っているんだ。
眉を吊り上げたり下げたり、とてもいじわるそうな顔で、仰向けに倒れ込んだまま顔を真っ赤にしている星ヶ谷さんを笑う。
「そーかそーか……歩君に惚れてんのなー、そっかそっか」
「ち、違う、違うの……やめて」
もう泣きそうな顔をしている星ヶ谷さん。赤ちゃんのように身を縮ませて、小さく震えている。
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