234: ◆x.53aZIM6g[saga]
2017/03/07(火) 20:22:47.68 ID:2jsFEocLO
ぼくは、立ち上がった。
小さな石や砂が制服から転げ落ちた。かちっ、と音がした。
目の前に涙が浮かんでいる。
歯が鳴っている。自分でも止められないくらいにがちがち、がちがちと。
「やめてください」
「は? まだいたのか」
「やめて……ください」
二度、言った。意識が真っ赤になってまともに火も噴けない。
口の中から何かが出そうだ。
脚も震えるし、地面も震える。
肩がよろめいて頭が逆さになる。
ああ。ぼくは何を考えているんだ。
つ、次にいうべきことは……えっと。
「な、なか、泣かすな!! ばか!」
……ばか。
直後、顔からあったかい水が出た。ぬるりとしていた。そのあとにいたみがきたた。
つぎにうしろがぶつかった。ごつんといった。
ごつん
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