30: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/02/28(火) 01:09:10.07 ID:rVVpTU77O
夏―――
ぼくは、この日も小さく息を吐きながら熱いアスファルトの上を進む。
周囲では暑い暑いと声がする。みんな不満ばかり。
暑さだけでなく、鳥の声やさわやかな風にも目を向ければいいのに。
そんなことを考えていると、見えてきた。青い大きな建物……青昂学園の校舎。
中学生と高校生があの中で一緒に学園生活を送っている。
校舎の真ん中にある、時計を見る。まだ十分間に合う。このままさわやかな風を楽しみながら歩いて教室へ行こう。
と思った時、ぼくの背中に衝撃が走った。
ナナ「おーーーーっす!」
弘「いたたた……七宮さんやめてよ毎日毎日」
ナナ「あははっ」
やってきたのは七宮ナナさん。いつも変わらず元気だけど、この毎日背中を叩いてくるのはどうにかしてほしい……。
ナナ「いやもー暑いね、マジで溶ける! 少なくとも上級生の化粧は溶けるかも!」
そういってゲラゲラ笑う七宮さん。飛び跳ねて本当に元気だ。
弘「あれ、朝練はないの?」
ナナ「うん、今日はね」
弘「そう、なんだ」
ナナ「あははどーしたの?」
笑いながらまたバシバシ叩いてきて……もうやめてよお。
391Res/190.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20