387: ◆x.53aZIM6g[ saga ]
2017/06/11(日) 09:41:03.50 ID:YUMdokefO
月曜日。小鳥の歌う学校への道。
勉強がすごいらしい先輩とか、武道全般すごいっていう巨漢の先輩とか、おかっぱ頭の子とかやたら細い子とか、明らかに女の子っぽいのに男子の制服着てる人とかがなんとなく視界に映っては消えていく。
隣で歩いてる勇気の声が全然入ってこない。
オイ聞いてんのか、と大声で言われて、やっと「うん」と応えた程度。
あれから……何一つ意識した記憶がない。何かしたんだっけ?
まるで急にこの時間になってしまったかのように、心の中での動きがなかったんだ。
「あ、そうそう。こないだの土曜に海藤先輩が警察に捕まったらしいぜ?」
「え」
「なんか全裸で美術館のトイレにいて、それを見つけた警備員をぶん殴ったらしい」
「どういうこと」
後で調べたけど、別に全裸ではなかったらしい。あの後、きっといら立ちに任せて警備員さんに暴力を振るったんだろう。
……風が吹いた。
ピンク色の、綺麗な風。
振り返ったその顔は、いつもと変わらない笑顔−−−−。
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