31:名無しNIPPER[saga]
2017/05/04(木) 13:49:08.37 ID:DHv5IfeDO
阿武隈(執務室の前を通りがかったら)
阿武隈(中から、あ、あの…変な声が聞こえて)
阿武隈(つい覗いてしまった)
阿武隈(あの後ろ姿は大淀さん…椅子に座ってる提督に抱きついて…)
阿武隈(ハァハァしながら、上下にユサユサ…)
阿武隈(あ…んっ…)
あれから何度でも思い出してしまい、その度に阿武隈の胸は疼く。
軽巡においては、大淀の練度は群を抜いて高い。
正規空母なみの索敵値を持つためだった。
だが、この提督の方針は「みんなで強くなる」というもので、戦艦・空母はもちろん、駆逐艦や各特殊艦も演習に精を出している。
実際、特殊艦にも出撃・遠征任務があり、手を抜く艦はいない。
阿武隈としても、自分を改二になるまで育ててくれた提督には、感謝の念が尽きない。
物静かで、挨拶すると、表情を和らげて「おう」と返すぐらいしか普段の接点は無かったが、阿武隈には、それこそ無限の頼もしさを感じさせる提督だった。
阿武隈(でも)
阿武隈(きっと提督がケッコンするのは)
阿武隈(きっと…)
目の前の景色が潤み、鼻の奥がツンとした。
結局、いつか、自分にとっての「ただひとりのひと」がいなくなる。
その未来の現実が、阿武隈の胸を波立たせた。
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