63:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 14:04:52.62 ID:kyIvtpHDO
能代(こんな夜中に、何か用事でも…?)
阿武隈が執務室に入って行ったのを、能代は廊下の角から確認した。
しばらく、様子を見る。
周囲から変化が起きないか気を付けながら、執務室の扉の前に立つ。
中からは、物音はおろか、人の気配が無い。
能代は、音を立てないよう、ノブを回した。ゆっくり扉を押し開き、部屋の中に入り込む。
執務室の中には、誰もいなかった。
だが、かすかな声が、部屋の中央に立ちすくむ能代の耳を捉えた。
女の声だ。嬉しそうな、鼻にかかった、甘えるような声だった。
執務室に隣接した仮眠室、その中から聞こえてきている…
能代は音を立てないよう、慎重に仮眠室へのドアに近づいた。
ドアに耳を寄せ、中の音を聞き取ろうとする。
次の瞬間、ドアが勢いよく開き、能代は腕を掴まれ、部屋の中に引っ張り込まれてしまっていた。
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