【たまに安価】「二人旅を楽しむよ」 「……ん」
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18:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 21:02:43.94 ID:Ow7DHYtIo
サーシャと俺はロイドに連れられてギルドの最上階にあるギルドマスターの部屋に連れてこられていた
ロイドが荒々しくノックをすると中から声がかかった
「どうぞ」
「連れてきたぞシルディア」
室内は思っていたより簡素だ
豪華絢爛とは言えないが客人を通すのには十分ではある
ギルドマスターは耳が長くひょろっとした男性エルフのようだ
ギルドマスターエルフ、いやシルディアといったか?
彼は俺を見るなり目を丸くした
「あなたは……! アルス様……!」
「気のせいだろ」
「? 昨日アルスはアルスって言った」
「ほ、本当にアルス様なのですか!?」
「詮索はなしだギルマス。 俺はただのアルス、それ以外の何者でもない」
「このサーシャの保護者だ。 本題はこっちの子だろう?」
「えぇ、そうですね…… 取り乱して、失礼いたしました。 あなたがサーシャさんですね?」
「ん」
「年齢は?」
「14歳」
「まじかよ見た目通りだったってのか!?」
ロイドが驚きの声をあげる
エルフのように長命種で修行を積んできたのだと思ったのだろう
普通はこの実力ならそう考えるのが普通だ
「しかし彼の気持ちはもっともですよ。 14歳でロイドと渡り合える剣術に、超級魔法をしかも無詠唱で使える? なんの冗談ですか」
ギルマスがサーシャを値踏みするように眉間にシワを寄せながらみる
その瞳は吸い込まれそうでありながら、斬りこまれそうな程に鋭い
やがてシルディアはため息をついて言葉を紡いだ
「まぁアルス様の弟子であるならと納得しましょう」
「ん」
「おいギルマス」
「分かっています。 アルス様にもなにか事情があるのですよね? ならばアルス様のことは黙っておくのは当然です」
「助かるよ」
「それで試験は合格でいい?」
「ええ、もちろんですよ。 ロイドと渡り合う人を不合格にするわけがありません」
「普通であれば入団テストがいい結果でもDクラスまでしか入団を認めないのですが、今回は特例でCクラスにしたいと考えています」
ギルドは元々AからGにランク分けされている。 ランクSという別格の者がいるがそれは世界に数人しかいないキチガイたちだ
上のランクになればなるほど危険なのは当然、逆に下のランクは危険性が少なく何でも屋のような仕事がメインだ
ランク毎に受けられる仕事、クエストは上下1ランクだ
つまりサーシャのCランクであれば、受けられるクエストはBからDランクまでとなる
これは上位ランカーが下級のクエストを独占するのを防ぐのと共に、下位ランカーが危険なクエストに行かないようにするためだ
そしてGやFのようにごまんと溢れている冒険者に仕事が多く回るようにという配慮でもある
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