2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/05(金) 11:07:47.44 ID:R5NzpEvD0
1.
常夏の島、ハワイ。照りつける太陽。輝く白い砂浜。どこまでも青い空と海。時折そよぐ潮風は言葉にし難い心地よさを運んでくる。
飛鳥「まさかまた来ることになるとはね。」
モバP(以下P表記)「以前の仕事での先方のウケが非常によくてな。ぜひまた頼みたいって言われてたんだよ。」
飛鳥「ふぅん、まあボクもアイドルの端くれだからね。求められる役割には答えるさ。」
飛鳥はこちらに顔を寄せてくると
飛鳥「せっかく二人でバカンスを楽しむチャンスでもあるし、ね」
そう笑顔で囁いた。
P(ッ、危ねぇ….)
愛する少女からの不意打ちに、思わず湧きあがった衝動を寸でのところでこらえる。
そう、俺と飛鳥はいわゆる恋人関係にあった。アイドルとプロデューサー、ましてや飛鳥は未成年ということもあって、当然周囲には秘密にしている。
P(何故かちひろさんには速攻でバレたんだよな….)
散々に釘を刺されはしたが、幸いにもちひろさんは理解を示してくれた。今回、撮影は3日間を予定しているが、撮影終了後に俺と飛鳥のみ余分に1日滞在日が取られている。これもちひろさんが色々手を回してくれた結果らしい。ますます頭が上がらない。帰ったらドリンクを大量購入しなければ。
飛鳥「どうかしたのかい?ボーっとして」
P「あ、ああ。何でもないさ」
今回のことは千載一遇のチャンスだ。何せ飛鳥は今や人気アイドルであり、常に忙しく、かつ世間の目も向けられている状態だ。そんな状態で俺と飛鳥が隠れて恋人らしいことをしようなんてのは不可能な話だった。せいぜいがこっそり手を繋いだりとか、そういう類の触れ合いしか許されない恋人生活。飛鳥はそれでも幸せそうにしてくれていたが。
3日。3日の辛抱だと、そう自分に言い聞かせて俺は仕事に臨むのだった。
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