137: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/06(火) 14:51:43.45 ID:rX8qXiOt0
リツコ「――お呼びでしょうか」
ユイ「少々、トラブルが起きたの。敵、という言葉は幼稚かしらね」
冬月「ふん……」
リツコ「……?」
ユイ「第二発令所へのMAGIバックアップは順調?」
リツコ「え、ええ。作業工程は今の所問題ありません。元々あったOSを移すだけですから。量が量ですので、転送速度の都合上、時間を要しますが……」
ユイ「結構です」
リツコ「お呼びしたのはこの件でしょうか?」
ユイ「いいえ。ひとつ確認をしたくて」
リツコ「なんでしょう?」
ユイ「――あなた、葛城一尉を殺せる?」
リツコ「み、ミサトを⁉︎ ……ど、どういう意味でしょうか」
ユイ「覚悟が聞きたいの」
リツコ「……く、ミサトは、何の関係も……」
ユイ「関係ができてしまったら? 邪魔な存在になった時に、あなたは非情な判断ができる? むしろ、進んで行える?」
リツコ「……」
ユイ「あなたも、そしてここにいる副司令も私についてくる選択をした。でもね、人間ってワガママなのよ。状況が変われば、簡単に判断を覆してしまう。一時の判断が常に正しいとは限らないから」
冬月「……」
ユイ「あなた達は常に迷い、選んでいる。私についていっていいのか、私という人間の行動を、考え方を見ている」
リツコ「……」
ユイ「夫は優秀だった。あなた達という資産を残してくれたのだから。でも、あなた達自身が、私を見限らないとは限らない」
リツコ「……私は……」
ユイ「赤木博士にとって、私がどういう存在でもいい。ただ、あなたにとって利があるのならば。それだけで逆らえないはず」
リツコ「……」
ユイ「もう、私たちは後戻りはできない。超えてはいけない一線は、夫を死に追いやった時点で超えてしまっているの」
リツコ「……み、ミサトを……」
ユイ「近々、彼女の家に小型のプラスチック製爆弾をしかけようと思います」
リツコ「……っ⁉︎」
冬月「おい、先ほどは出方を見ると……」
ユイ「保険として設置すべきです。――起爆装置は、赤木博士。あなたに渡しましょう」
リツコ「私に……?」
ユイ「爆破できるのかどうか。私が信用に足るかどうか、結果で示してもらいます」
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